paizaを活用して未経験からのエンジニア転職で内定を獲得した方法
34歳で未経験からエンジニア転職をした経験について書いていきます。
他の転職サイトと比べるとpaizaはあまり活用されていないイメージですので、しっかり対策しておくことでエンジニア転職を成功させる確率が高くなります。
paizaとは
プログラミングスキルチェック問題でランクを上げていき、そのランクに応じて企業の求人に応募できる、IT/WEBエンジニアに特化した転職・就職・学習サイト。
アルゴリズムが好きな方はゲーム感覚で楽しみながら転職活動にも活用できます。
まずはBランクを目指す
まずはランクの低い問題から挑戦して、「標準入力」からの値の取得に慣れていきましょう。
慣れてきたら少しずつ難易度を上げていき、Bランクを目指します。
スキルチェック問題は1問につき1回しか挑戦することができないので挑戦するタイミングはしっかり見極めましょう。
解答したコードの一部は応募の際に企業へ提出されるので、適切な変数名や効率的なコードの記載を心掛けましょう。
ポートフォリオもあった方が良いので、まだ完成していない人はpaizaと並行して作成していきましょう。
特に30代未経験からの転職を目指すのであればポートフォリオは必須です。
「標準入力」とは
paizaでは、例えば
「2 test 95」
のように、数値や文字列などの値がスペースで区切られて渡されるので、これを受け取るところから問題が始まります。
渡された値を配列や変数に代入することを、簡単な問題を繰り返して慣れていきましょう。
スキルチェックでは時間をかけすぎると減点されますので、早く解答する事も大切です。
実務未経験が応募するには
Bランクを獲得し、ポートフォリオが完成したらプロフィールを入力していきます。
細かいところまでしっかり入力し、「制作物PR」の欄でポートフォリオを紹介しましょう。
一般的に未経験を募集している求人は少ないので、転職を成功させるためには「実務経験1年以上」のような求人にも積極的に応募する必要があります。
しかし、paizaでは少し違います。
そういった求人に応募をするとpaiza運営事務局から、
「実務経験はございますか?」
というメールが届き、やり取りの末に応募がキャンセルされてしまいます。
そして、未経験の方は「EN:TRY」からの応募を勧められます。
「EN:TRY」からの応募は期待薄
「EN:TRY」はpaizaの未経験向けのサービスですが、登録されている企業が極端に少ないです。
2021年12月31日現在で通常の求人2,047件に対してEN:TRYは42件しかありません。
勤務地を絞ると対象はさらに少なくなり、ある程度希望とマッチする企業となるとほとんど見つかりません。
もちろん良い募集があればどんどん応募しましょう。
「気になる!」をする
この時点で正直paizaからの応募は諦めていたのですが、そんなとき1件のスカウトが届きました。
「気になる!」を押していた企業からでした。
Bランク、プロフィール、ポートフォリオが揃っていたからこそのスカウトだと思います。
元々「気になる!」に期待してなかったのですが、ここで一気に「気になる!」をしまくる作戦に変更しました。
結果、64件の「気になる!」に対して2件のスカウトが届きました。
どちらも自社開発企業です。
他にも、こちらからアクションしていないEN:TRYの企業から3件のスカウトが届きました。
カジュアル面談はガチ面接
スカウトをいただいた企業3社とカジュアル面談をさせていただいたのですが、paizaのカジュアル面談は1次選考となり、落選する可能性もあります。
軽い気持ちではなく、通常の面接に望むつもりでしっかり準備をしておく必要があります。
特に私は稀な経験をしたと思うのですが、カジュアル面談で社長、常務、エンジニアの3名と面接をし、その翌日に内定をいただきました。
転職活動を始めてから11日で内定を獲得することができたのは、Bランク取得やポートフォリオ作成といった下準備をしていたからだと思います。
あとはタイミングなどの「運」も重要だと感じました。
終わりに
5社からスカウトをいただいた結果は次のとおりです。
A社 カジュアル面談 → 落選
B社 カジュアル面談 → 内定(辞退)
C社 カジュアル面談 → 適性検査 → 二次面接(辞退)
D社 勤務地が合わず応募せず
E社 勤務地が合わず応募せず
内定をいただいたB社はとても素敵な企業でしたが、別の転職サイト(Wantedly)から応募した志望度の高い別企業から内定をいただけることになり、辞退することになりました。
Wantedlyを利用した転職活動についてはこちらです。↓
ここまで読んでいただきありがとうございました。